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 首位チームに土をつける大金星に、フランスでも驚愕の声があがっている。

 現地時間3月21日に行なわれたリーグ・アン第30節で、残留争い中のニームが、首位のリールを2-1で下した。ニームにはベルギー1部セルクル・ブルージュから今シーズン終了までの期限付き移籍で加入した植田直通が所属。日本人DFはこの試合に先発し、勝利に貢献している。

 現地局『RTL』は「誰も想像していない、あまりにもサプライズな勝利だった。パリSGを支援する勝利」と伝え、実況と担当していたコメンテーターは「ファンですら驚く勝利だ。並々ならぬ気迫」とチームを称えた。また、現地紙『L'equipe』も「リールには油断があった。だが、それ以上にニームというチームが見せた気合いと可能性がすべてを上回っていた」と称賛している。

 また、現地メディア『Maxifoot』はこの日、右CBで先発した植田に10点満点中「7.5」をつけた。MFジネディーヌ・フェルハトの最高点「8」に次いでチーム内2位タイ、スコアラーのルノー・リパール、左SBビルギル・メリングと並ぶ高評価だ。
 
 寸評でも、「確かにこの日、リールのアタッカー陣が輝く日ではなかった。しかし、理解しておくべきなのは、彼らの攻撃に対して介入することができた回数と、デュエルの勝利数を倍増させた日本人選手の素晴らしいパフォーマンスだ。このことは強調しておく必要がある」と絶賛されている。

 貴重な勝点3を得たニームは、19位からひとつ順位を上げ、18位に浮上。17位のロリアンと勝点29で並び、降格圏脱出も見えてきた。

 リーグ・アンは残り8試合。敗れたリールは首位から陥落。リヨンに勝ったパリ・サンジェルマンがトップに立った。モナコを含めたこの上位4チームが勝点4ポイント差にひしめき合い、優勝争いも激化している。

 助っ人として加入したサムライ戦士は果たして、チームを1部残留に導くことができるだろうか。次節は、勝点33で16位のサンテティエンヌと対戦する。